一月になり、ニュージーランドに夏がやって来ました。そう、、、世界中のアルピニストがこぞって集まるマウントクックに行くのに最適な季節なのです。笑
マウントクックとは?
マオリ語でアオラキ(Aoraki)と呼ばれるマウント・クックはニュージーランドの最高峰で、エドモンド・ヒラリー卿が人類初のエベレスト山登頂を成し遂げる前に登山技術を磨いた山です。ニュージーランドの最高峰と最大の氷河南島のマオリの部族、ナイ・タフ族に伝わる昔話によると、アオラキは空の神ラキヌイの息子で彼には3人の兄弟がいました。アオラキと兄弟たちが海を渡っていたところ、カヌーが礁に乗り上げ、転覆してしまいました。カヌーの上によじ上った彼らに凍りつくような南風が吹きつけ、彼らを石に変えてしまいました。そのカヌーが南島となり、アオラキとその兄弟はサザンアルプスの山々となりました。その昔話から、南島はマオリ語で「テ・ワカ・オ・アオラキ(Te Waka O Aoraki:アオラキのカヌー)」と呼ばれ、最も高い山マウント・クックは「アオラキ」と呼ばれているということです。
さっそく行ってみましょう。
目的地に行く方法としては、観光ツアーに申し込んで行く方法と車に乗って自力で行く方法があります。今回はテカポからマウントクックまで車で行くことに。約一時間のドライブで目的地に着きました!
ですがですが、、、マウントクックまで行く途中にあるブルーレイクからの景色が、雄叫びをあげてしまうほど綺麗なんです。ここで少しターコイズブルーの湖とアオラキ山脈の壮大な景色の融合を楽しみましょう。
さて引き続き車を走らせます。
山に近づいてくると道路の目の前にマウントクックが姿を現します。
あんまりにも道路が開放的なのでスピードを思わず出してしまいますよ。(たまにポリスカーが現れるので注意しましょう。笑)
目的地着。
駐車上に車を止めてフッカー谷トラックに向かいます。
このトラックは初心者でも気軽にハイキングが楽しめることもあり、世界中の老若男女を魅了しています。大体片道が1時間半くらいです。
ほんとうに小さい子供とかも一生懸命歩いていますよ。
ハイキングに来ている方は、フランス人が多いのかと思いました。
フッカー谷トラックを歩いていきましょう!
1910年10月3日にマウントクックに初めて登頂した女性フレッダさんです。この石に寄り添って写真を撮ったそう。私も真似をしてパシャリました。笑
橋がいくつもあり、20人制限の警告がありました。たしかに結構揺れるのと木の木目から川が豪快に流れているのが見れるので怖い。。
しっかり水分補給しながら歩いて行きましょう。私はバナナをしっかりと持って行ったので歩きながら食べました。笑
一時間を過ぎるとトンがった形のマウントクックが現れました。
ニュージーランド最高峰の山で、標高は3,724メートルです。
世界最高峰の山と比べると標高は低いですが、登頂難易度は非常に高いそう。年間数百人の登山家がサミットを目指しますが、その大半は途中で下山しています。2011年1月までの死亡者数は227名にのぼっています。
マウントクックに咲く花を見てみましょう。
10月下旬~12月上旬、マウントクックやミルフォードサウンドで見られる可憐な高山植物です。マウントクックリリーとその葉っぱがスイレン(ウォーターリリー)のようなのでリリーと呼ばれているようですよ。
氷河に着!!!
万年雪があるマウントクックの絶景が目の前いっぱいに広がります。本当に、圧巻で開いた口がふさがりません!笑
タスマン氷河は全長27km。
少しずつ谷間の岩肌を削り取りながらゆっくりと動いています。公園を美しく彩る湖には、氷河が岩肌から削り取った成分が水底に沈殿しているため、独特のミルキーブルーの色をしていますよ。
母さんは終始、「うわあああああ!!」と子供のような顔であっちこっちに行き写真をパシャパシャ。両親は日本で100名山巡りを毎週していますが、日本の山はマウントクックのような形はしていないとのことで興奮していました。
なんせ天候が最高ですからね。
ほんとう良くこの晴れを引き寄せてきたなこの人たち。笑
氷河では石切りをして楽しみましょう。
タスマン氷河に落ちている平たい石を拾って石切り?みたいなのをやるのが恒例らしく、大人が必死に最適な石を探していました。どうやら氷河の湖に石を投げて何回飛び跳ねるかを競いあうようです。笑
お父さんが張り切って「子供のころ俺うまかったんだ!」とやたら自慢げに張り切っていたのでお手並み拝見をしたところ二回しか飛んでいなかった。。。。笑
お母さん、「ざまーみろ。」といわんばかりの顔でお父さんを見る。
これがうちの両親だわ〜。と1年ぶりにあって実感した瞬間でした。笑
サイトを発見。
さらに詳しく情報を知りたい方はこちらからどうぞ。
今回私達がハイキングしたトラックの他にも多数コースがあるのでチェックしてみてください!
ということで
マウントクックはやはり一生のうちに行っておくべき場所だと思いました。とにかく景色が圧巻なのとどこを写真を撮っても絵になる。笑
歩いている時も何かの合成か、ドキュメント番組をみているほどの迫力でしたもの。
ま、一番は両親に親孝行することができたことですかね。笑
両親は、冥土の土産ができたと喜んでおりました。
こんな好奇心溢れた両親の顔を見れて娘はうれしかったのであります。