秋の季節になったかと思えば暑い日差しが差し込んだりと天候の変化に振り回され、体調を壊している最近です。
さてさて、寒い日は温泉に使って疲れを癒すのが一番効果的。長野に住んでいてやることと言えば、ランニングか登山。その後温泉に行って「フワーーー」となるのが一番の至福タイムです。
今回は、長野県の渋温泉に泊まりに行ってきました。
家から下道で40分という距離ですが、やはり家族で宿泊するのはいいですね〜
渋温泉
信州中野ICを降り、渋温泉方面に車を進めると、温泉街が現れます。
地面を掘ればすぐお湯が出てしまうというくらい、源泉が数多く存在する渋温泉。
長野県の中でも稀な地域で、豊富な湯量と泉質が特徴的です。
1300年前の開湯以来、宿場街として長い歴史を重ねてきたようです。
日常目にすることのない、格子窓、土壁、頭上に張り出す渡り廊下の欄干など特別な空間は、時代をタイムスリップしたかのような気持ちにさせてくれますよ。
浴衣をきて、下駄を履いてカランコロンと石畳を歩く。
これぞ温泉街の醍醐味!
九つの外湯めぐりとは?
長い歴史を重ねた温泉街を散策しながら、九つある外湯(共同浴場)を巡るのも渋温泉ならではの楽しみ!
大湯を除いて外湯に入浴できるのは渋温泉の宿泊者だけなのが特徴です。
源泉や効能が異なる9つの外湯を、祈願手ぬぐいにスタンプを押し、最後に温泉街を見下ろす「渋高薬師」へ参詣して印受すれば満願成就。
九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿のご利益があるといわれています。
外湯めぐりに欠かせないのが「外湯専用の鍵」
宿泊施設にチェックインする際にこちらの鍵を渡されるので、外湯に出かける際は忘れずに携帯しましょうね!
では、早速外湯を巡ってみましょう。
マップで外湯の場所をチェックします。
もちろん全て徒歩で行ける場所にありますよ!
これがもしタクシーで周る距離だったら、絶対にスタンプラリーしないだろうなw
外に行くときは、湯冷めしないように暖かくして外湯を巡りましょうね〜
右上に位置する5番湯から攻めました。
ドアを開けるとすぐに小さな脱衣所があり、さっと浴衣を脱いで、温泉に浸かります。
どのお風呂もとんでもなく熱いのが特徴。
お水を入れてもいいのですが、閉め忘れに注意が必要です!
オーストラリアから来ていた家族が湯に使っていたのですが、
彼女ら、ものすごい熱いお湯の中へ我慢しながら入っているんです。
水を入れて緩くしないでですよ。。
いや、日頃からお風呂に浸かり慣れている日本人ですら水を入れないで浸かるのは至難の技ですからねw
彼女ら肌が白かったので真っ赤になりながら浸かっている様子。
お水を入れてあげたら、我慢の顔からリラックスした顔になっていました。
「日本の温泉ってこんなに熱いのが一般的なんだ〜」という概念でお湯に浸かっていたら、確かに緩くするという考えにならないよな〜と。
多分私が日本人じゃなくて、同じ立場ならお水を入れないで、「こういうカルチャーなんだ〜」と思って、とてつもなく熱い湯船に浸かると思うw
入ると肌がきれいになる「美人の湯」と言われているのが、「目洗の湯」
その昔、大勢の人の眼病を癒したそう。
5分弱でさっさと浸かって次へを繰り返す。
婦人病によく効くといわれている八番湯「神明滝(しんめいだき)の湯」
源泉は裏山の神明山から湧き出しているようで、
昔は滝のような打たせ湯で疲れを癒したそう。
大湯は宿泊者以外の一般にも解放しています!
料金は500円。
日帰り入浴は、渋温泉旅館組合事務所または渋温泉駐車場で入浴料を支払って、大湯近隣の旅館または商店で鍵を開けてもらいましょう!
湯船ですが、大きく熱湯とぬる湯、温度の異なる2つの湯船があります。
他の外湯に比べてかなり入りやすく長湯できますね〜。
湯の色は、鉄分をたっぷり含むことから、黄土色。
効能としては、神経痛やリウマチなどに効果があるそうです。
大湯は蒸し風呂も付いています!
地下にある源泉の湯気を利用しているそうなんですが、これが本当に気持ちがいい。
適度な温度でゆっくり蒸してくれるので、ぽっかぽかになります!
家に一つ欲しいです。
大湯で長湯したので、他のお風呂はドアを開けて中を見る程度に。
ぱっぱと
渋温泉、あの外国人に大人気のスノーモンキーが近くにあるので、お客さんも外国人が多いのですが、温泉内に英語の表記が少ないので使い方に迷ってしまうのかな〜と。
最小限でいいから蛇口から水をだす方法くらいは書いておいた方が親切かなと思いました。
夜も素敵な渋温泉
渋温泉と聞いたら、金具屋ですよね〜
夜の金具屋の華やかさといったらありません。
世界観は、千と千尋の神隠しですよ、まさに!
屋上の階に、湯バーバが鎮座して指示出してそうですもんw
前を歩いてまじまじと見ると、いつかは泊まって見たいという夢を持たせてくれます。
ちなみに、金具屋の目の前には温泉卵(50円)が売られています。
吸い込まれるかのように卵に向かって食べていましたからね。
卵好きなんですよ。
野沢温泉でも温泉卵ばかすか食べた思い出がありますしw
ということで!
スタンプをぺったんぺったん押しながら九つのお湯を巡り、
フィナーレは、急な階段を上って、「渋高薬師」で最後のスタンプを押しました。
こんなゲーム感覚で楽しめる温泉って今までに出会ったことがありません。