さて、先日行われたクイーンズタウン国際マラソン。ニュージーランドのワーホリ生活も終盤に迫ってきて参加するマラソン大会としては最後になります。
今までの集大成として参加することもあってか、やる気モチベーション、マラソングッズ。。。すべてにおいて準備満タン!!
(ちなみに言っときますが、今回の記事文が長いです。笑)
クイーンズタウン国際マラソンとは?
世界で最も美しいマラソンコースとも形容され、世界各地から注目を集めるクイーンズタウン国際マラソン。
ニュージーランド航空を大会オフィシャルスポンサーに迎えています。
海外マラソンでは一般的なシティーマラソンとは異なり、澄み切った空気、風光明媚な山並み、優美な湖の絶景を堪能しながら、大自然の息吹を感じることができる、世界でもユニークなマラソンイベントとなっています。
コース的にも初心者に走りやすいコースとなっているので、結果が出しやすいとも言えますね!
今回の参加者ですが10000人!!
国際マラソンともなると参加人数がどっと増えますね。
クイーンズタウンの市中でもマラソン参加者で溢れ、ランナー観察(私好みのランナーが町中にゴロゴロいる)も今まで以上にはかどります。
今までのニュージーランドで参加してきたマラソン大会を振りかえる
これまで、タウポマラソン・Mtマンガヌイマラソン・ハミルトンマラソンと参加してきました。
思い出してみると、本当に自衛隊並みの訓練かと思うほど厳しいマラソン大会に運良く恵まれてきました。時には、雪。そして時には大雨、突風。
毎度毎度神様は試練を与えてくれます。。ありがたいことに。
今回はニュージーランドでのマラソン大会は最後となるのでベストな天気に恵まれたい。
私たちの願いはたったそれだけです。
今回の目標。
目標はただ一つ。
自己ベスト更新です!
タイムでいうと02:15:00以内にゴール。
計算でいうと、1Kあたり6分〜7分のペースをキープして走ることになります。
走り方は先日シンガポールに行った際に、トライアスロンの最高峰IRON MANに常連出場中の友達に走り方を見てもらい、修正。
馬のような走りを手に入れました。
また、エナジージェルは45分に一つのペースで摂取ということなので、時間を計って胃の中へ入れます。
新アイテム。
今回のラストマラソンに向けて新しいシューズを購入。
日本で見たことないのブランド。その名も「HOKA ONE ONE」
どのシューズもデザインが私好みで、でかいロゴがシューズにプリントされています。
ショップのスタッフ曰く、「このシューズを履けば100kは走れる」というセールストークに乗せられ購入しました。
実際に履いた感触も、今まで履いてきたシューズとはかなり異なり、ソールがひときわ分厚い。
ルックスからしてもソールのインパクトがあり走っている時も馬のように大地を蹴りながら走ることが可能です。
また、再厚部で40mm。単純計算で、同重量で倍のクッション性能をお持ちです。
うむ。少々高いだけあってそれだけの価値が備わっていますね。笑
いい買い物でした。
[奇抜に見えて実は使いどころが多いHOKA ONE ONEのCHALLENGER ATR2 ]
大会当日。
朝5時半。目覚ましのアラームとともに目が覚めます。
目をこすりながら窓を開けると、
奇跡的に朝焼けが見えるではありませんか。
日頃の行いがよっかたのでしょうね。
神様はしっかりいつも見ています。いい時も悪い時も。笑
ということで、ビューティフルデイがスタートです。
もう、これだけでテンション上がってしまいますから単純な私は。
会場へ
会場に向かうと人で溢れかえっていました。
今までの大会とは規模が違うということを肌で感じた瞬間ですね。
いつも浮ついている私ですが、ここから気が引き締まります。
歯を見せたら負けというやつです。
ちなみにですが、ハーフマラソンとフルマラソン参加者はスタートラインまで専用のバスで向かいます。
スタートラインでは、スタートを今か今かと待つ人で混雑していました。
また、会場のど真ん中では、ウォーミングアップがてらとエアロビックが開催。
ハイテンションな音楽が爆音でかけられ、なにかのクラブイベントかと勘違いしてしまう住民もいるかと思われます。
さて、ハーフマラソンがスタート
あまりにも参加者がおおいのでスタートは4回に分けて行われました。
世界中からこの大会に参加しているランニングマニアが集まっているらしく、参加国は50ヶ国。
人種問わずマラソン大会に参加してイベントを楽しむ。
「なんてマラソンって平和なんだろう」と毎度感じます。
さて、八時。
ハーフマラソンがスタートしました。
やはり天気に恵まれると走りも断然違いますね。
好条件だった理由として5つあります。
1.晴天だがバカみたいに暑くない。
2.風が突風ではなく、走るのに最適な風の速度
3日差しが前から受けるものではなく、後ろ(背中)を照らすので走っている最中日差しで悩むことがまるでない。
4.キツイな〜と感じる坂が一箇所だけで、基本的に降り坂とフラットな道が多かった
5.景色がやばい。Mt.ニコラスの山を存分に拝見できる。
です。
なので、初心者でもクイーンズタウン国際マラソンは走りやすいと評価されているのに納得でした。
参加者をチラ見。
今回の参加者、若者よりも中高年の女性が多かったような気がします。
もう、本当にパワーがありますね。
負けてられません。
一生続けられるスポーツ、マラソン。素敵です。
また、ちょっと日本人と違うなーと思ったことなんですが。
日本人て記念商品好きじゃないですか?
私も好きな一人で、毎回大会のイベントごとにオリジナルTシャツとかもろもろグッズを買ってしまうのですが、こちらの人らってあまり購入して大会に着てこない。笑
私の予想だと、「たくさんの人がオリジナルTシャツを着て来て被るだろーなー」と思っていたのに全く見ないんですもん。。
あんまり、記念グッズとかは気にしないんですね。勉強になりました。
コース中の応援。
マラソン大会にでる醍醐味の一つとしてコース中の応援があります。
今回も、たくさんの応援をいただいたのですが、
初めてみたスタイルがあります。笑
それは、コース中にストリートバンドがいて演奏をしているというもの。しかもそういうが2箇所ありました。笑
なんか斬新だわ。。
もうひとつは、ゴールまで残り5kのところにビューティーガールがいて、爆音と共にお尻をフリフリしながら踊って応援するというスタイル。
思わず、ニヤニヤしながら近寄ってハイタッチしときました。笑
いろんな形での声援をもらい、走りにもさらに気合が入ります。
ゴールまで後少し。
ゴールまで残り2kの看板を確認後最後の力を振り絞ってスピードアップ。
腕を振れば足も自然と動く。人間って不思議ですね。
ゴール付近になると、クイーンズタウンの市内を走るため観光客の人達も応援してくれます。
なんか「箱根駅伝の大井町付近ってこんな感じなのかな?」とひとりで考えながら駆け抜けます。
ゴール!!!!!!タイムはいかに。
やってやりました。。。。
自己ベストを叩き出しました。02:11:35!!!
指摘されていた走り方を修正し、意識しながら今回のランを完走しただけあって結果にも影響しています。
練習に付き合ってくれた皆様に感謝を送ります。
コツコツでも日々練習することは地味でも、いざという時に結果を出せますね。
あと、ちょっと辛い時にどれだけ踏ん張れるか。
この根性みたいのって急にやれって言われてできるものじゃないと思う。
現在24歳の私ですが、いまのところの経験や生活を通して得たことが、勝手に踏ん張りを効かせられるようになっているような気がします。
(ま、中学時代の部活動から根性が養われていたと思います。
今思うとよくあの監督からの罵声と練習量、お年頃女子が刈り上げヘアーにする部活の決まりによく耐えていたな〜と自分に賞賛します。笑 監督、私を追い込んでくれてありがとう、今それが活きています。)
次への挑戦。
ということで今回を持ってニュージーランドでのマラソン大会は幕を閉じました。
結果的には、目標を達成でき大満足という形ですね。
ですが、実際のところ今回のハーフマラソンですが、4回目の出場ということもあってか走っている最中に余裕が生まれ、「21k走ってもまだ走れるぞ??」という感触でした。
ででで、ハーフマラソンのゴールの後にフルマラソンのゴールを拝見していました。
これが、また私の心に火を着火してしまったようです。
女性のファーストランナーがゴールにやってきた時ですが、彼女余裕そうな顔つきでゴールイン。
疲れというものを一切感じさせない彼女の笑顔と「まだまだ私走れますけど、なにか?」という挑発的な雰囲気。
なんですか?このかっこよさ。うわ。。。マジでやばいこの女性。強すぎる。
しかも、タイム03:00:48ですよ。
一瞬で彼女の虜になってしまいました。
と共に、「どうしてこのフルマラソンの舞台に自分がいないのか?」という疑問が自分に降りかかります。
もう、はっきりと自分の中で決まりました、次の挑戦が。
はい。来年はフルマラソンに参加します!!!
ということで
来年の目標も無事に決まりとっても清々しくクイーンズタウンの美しい景色を見ながらこの記事を書いています。
マラソン本当に病みつきになるわ。。
そして、ずーーーと一緒に大会を参加してきた台湾のお友達ANNには感謝しかありません。
「いつもポンコツに付き合ってくれて本当にありがとう。」
通常は口に出して言わないけど、日本に帰る前には直接言おうと思います。
ではでは〜
P.S.
フルマラソンのあとにキッズランをみていたのですが、キッズ達の頑張る姿って本当に感動する。
特に自分と何かの縁があるわけでもないのに、キッズの必死に走る姿とそこをサポートするパパ・ママ。
なんて家族愛にあふれているのでしょうか。
もうダメなんですって、こういうのに涙もろくて。。
私のサングラスの下では勝手に涙が流れます。
自分もこんな素敵な家族を築けるようになろうと思った瞬間でした。